2021年6月4日より、複数回に分けてのリリースを予定している組織ロール機能についてご紹介します。
組織ロール機能とは
SmartDBに組織ロールという概念が追加され、組織の中の役割(=ロール)を表現することができるようになります。組織ロールを利用することで、『システム部の〇〇システム担当者』という、組織固有の役割や『〇〇部の部内承認者』といった組織共通の役割を直感的に表現することができるようになります。
この組織のロールを利用することで「承認経路の設定」や「文書に対する権限設定」を行うシーンにおいて、現状で行われている下記のような設定を改善することを目指しています。
- 該当の役割を持つユーザを選択する。
- 操作ユーザ自身が、対象ユーザを選択しており手間がかかる。
- 個人が設定されていることで、組織改変への対応が難しい。
- 役割を表現するための特別のグループを作成する。
- 組織改変には対応できるようになるが、メンテナンスに手間がかかる。
現在の対応予定
現時点では下記の3ステップまでの対応を予定しております。
※これらの内容は状況により変更する場合があります。
まずはシステム全体で各組織に共通の役割を定義することが可能となり、これらのロール(=役割)の担当者としてのユーザ設定と、組織を基準としたロール担当者の取得ができるようになります。
ステップ1:6月4日リリース予定
- システム管理画面での組織ロール設定
※画面は開発中の画面です。 - 組織ロールに対してラベルを設定できるように
- 評価式でロールの取得を可能に。
※画面は開発中の画面です。
ステップ2:6月中旬リリース予定
- 組織オーナーによるロール設定
- 業務プロセス定義にて、担当者に組織ロールを指定可能に
ステップ3:7月上旬リリース予定
- 組織ロールをCSVで一括設定可能に
今後の対応について
まずは上述の対応を予定しておりますが、引き続き対応内容を検討しながら改善を行います。
システム共通ではない個別のロール設定や、ロールを利用した業務プロセス定義などの検討を始めております。
お客様からも実際の業務や運用を想定してのご意見・アイデアもいただけますと幸いです。