SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
2021年12月10日よりご利用できるSmartDBのリリース情報をご紹介します。
機能追加・改善
業務プロセスにおける担当者通知のカスタマイズに対応
業務プロセスにおいて、SmartDBから送信される各種担当者通知の内容をカスタマイズできるように対応しました。
権限があるユーザはバインダ・プロセス管理画面のサイドメニューから通知テンプレートの追加や編集が実施できるようになります。
通知テンプレートの操作権限について
- システム管理者、全体プロセス管理者:
- 全ての通知テンプレートが操作可能
- 業務プロセス追加可能者:
- 全ての通知テンプレートが閲覧可能
- カスタムテンプレートが追加可能
- 自身が追加したカスタムテンプレートが編集、削除可能
カスタムテンプレートの作成について
カスタムテンプレートの作成時には入力欄の右下にあるアイコンをクリックすることで、標準テンプレートの内容がクリップボードにコピーされます。ペーストすることで標準テンプレートの内容をベースに改変することも可能です。
※本動作はUIの改善を予定しています。
これらの通知テンプレートは業務プロセス定義ごとに選択できるようになります。基本情報画面の通知設定に「通知タイプ」が追加となり、「標準」と「カスタム」が選択できます。
「標準」を選択した場合、通知テンプレートの標準テンプレートで定義した内容が送信されます。
「カスタム」を選択した場合、アクティビティの設定画面に通知設定項目が表示され、通知内容についてさまざまな設定が可能となります。
これによって、利用者や申請書に合わせた内容の担当者通知が行えるようになります。
関連ドキュメントの修正箇所
バックグラウンド処理に停止の仕組みを追加
SmartDBでは、ジョブ定義やCSV入出力、さらには文書一括操作のRestAPIなどのバックグラウンド処理が、定時メンテナンスなどのシステム停止(再起動)時に正しく停止できない場合がありました。
これらを正しく停止できるようにバックグラウンド処理に停止の仕組みを追加しました。
バックグラウンド処理は下記の場合に停止して実行ユーザにメールを送信します。
- 最大実行時間(60分)を超過した。
- メンテナンスなどでシステム停止された。
【仕様変更】ワークリストからアクティビティ実施する場合の動作改善
ワークリストからアクティビティを実施する場合には、ワークリストの絞り込みやソートの状態に関わらず自身が担当者のアクティビティすべてが受信日時(降順)で表示されていました。
そのため、アクティビティを連続実施する場合に「意図した申請のみを連続で承認する」などの操作が難しい仕様でした。
今回の動作改善では、ワークリストからアクティビティを実施する際に「操作時にワークリストに表示されている状態」でアクティビティの実施画面を表示するようになりました。
絞り込みやソートの状態も維持するため、「特定の申請書を古い順に処理する」などの操作が行いやすくなります。
なお、この動作改善により連続で実施可能なアクティビティ数が20件(ワークリストの1ページ分)までとなりますので、ご認識ください。
その他の改善
- 【システム管理】メールアドレスで@が2つ以上含めないようにチェックを強化
- α版・β版機能の改善
新フォーム定義(β版)の改善について
今回のリリースで下記の大きな対応が入っています。ぜひご確認くださいませ。
- 左メニューで部品一覧を表示して、部品の検索および該当部品へのジャンプに対応。
レイアウトブロックの並べ替えを行う場合は「編集」から行えます。
不具合修正
- SmartDBからのお知らせを表示しようとすると画面が真っ白になる 不具合を修正
- 絞り込みによってワークリストが空の状態でも改ページできてしまう不具合を修正
- イベントハンドラによる選択部品への値の代入に失敗するがある不具合を修正
- レイアウトブロック表示制御の保存時に「非表示の場合、ブロック内の部品の値をクリアする」のチェックが意図せずに入ってしまう場合がある不具合を修正
- 文字列入力ボックスのバインダ参照において、初期値で参照状態にある場合にlookup()などの評価式が動作しない不具合を修正
- ファイル・画像が実際より古い更新履歴から存在しているように見える場合がある不具合を修正
- 【β版】新フォーム定義の複数の不具合を修正
その他内部的な対応(クリックで開きます)
画面上の影響ありませんが、今後の機能リリース対応や内部的な改善について記載します。
- 内部IDの消費状況監視
- ログ監視範囲の強化
ドキュメント更新情報
リリースに伴い、下記のガイドを更新しました。機能の詳細はガイドをご覧ください。
※リリース内容の反映はリリース日から最大1週間程度で反映しています。
次回のリリース
次回のリリースは 2021年12月17日 です。
複数の機能改善を予定しています。
また、年内最後のリリースとなる予定です。