SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
2022年5月20日よりご利用できるSmartDBのリリース情報をご紹介します。
機能追加・改善
非公開情報の評価式対応
ユーザに設定した非公開情報を評価式に対応しました。
非公開情報を評価式で取得するためには下記の2ステップでの対応が必要となります。
- バインダ管理のメニューから「利用許可設定」を選択して、利用対象のバインダを選択する。
- 利用対象に選択したバインダで非公開情報の評価式を定義する。
※利用許可されていないバインダでは非公開の評価式は設定できません。
評価式を設定していた場合でも、利用許可されていないバインダでは動作しません。
本評価式を利用することでシステム管理者と本人以外でも非公開情報を閲覧できるようになります。
そのため、利用許可設定でバインダを制御することでセキュリティの向上を狙っています。
※現在、ラベル設定 > 拡張情報設定の非公開情報を設定したことがない環境だと評価式に非公開情報が表示されません。こちらの設定も事前に実施してください。
【仕様変更】バインダ新規作成時の導線を新フォーム定義に変更
【仕様変更】バインダ作成時の導線変更で予告した通り、新規にバインダを作成した場合には新フォーム定義を優先して開くように導線を変更しました。
旧来のフォーム定義を開きたい場合には、「クラシックフォーム定義で設定」を利用してください。
【仕様変更】API連携時の再計算に対応
これまでAPI連携部品(旧:アクション部品の外部API連携)を利用して部品に値を取得しても、再計算のトリガーにはなっていませんでしたが、API連携で値を取得した後、それらの値をもとに再計算するように動作を変更しました。
バインダ参照時に参照済み文書を非表示とする設定の追加
バインダ参照部品で文書一覧ポップアップを利用する際に「参照済み文書を非表示にする」の設定を追加しました。
チェックを入れると、バインダ参照のポップアップで表示される文書一覧で既に他の文書から参照されている文書は表示されなくなります。
制限事項
- 表示の制御であるため、同時に登録した場合などは同一文書を参照可能です。
- ポップアップのみが対象であり、検索ボックス利用時は非表示になりません。(将来対応予定)
- 新フォーム定義では該当設定の変更はできません。(将来対応予定)
新フォーム定義で行列のコピーに対応
行のメニューに「行をコピー」「コピーを下に挿入」、列のメニューに「列をコピー」「コピーを右に挿入」をそれぞれ追加しています。
「コピー」して、それを挿入することでコピーした行列にある部品をまとめて複製可能となりました。
これまでは部品単位でコピーする必要があったため、部品数が多い表のようなフォームを作成する場合にはかなり操作量が多くなってしまっていました。行列単位でコピーを行うことで、このようなフォーム定義を作成する際の操作量を大幅に減らせることを期待しています。
なお、コピーした行列を異なるレイアウトブロックへ挿入することはできません。
新フォーム定義に関する複数の改善
- レイアウトブロック権限設定のフィルタ設定時に検索ボックスとリロードボタンを追加
- 部品属性パネルにおけるアコーディオン動作の改善
- 日付部品の表示フォーマット設定時のメッセージを改善
- リスト型ブロックへの変更動作を属性パネルに変更
複数の性能改善
下記の各処理における性能を改善しています。
- ブランチ文書一括登録
- ブランチ文書の表示
- カレンダービューの表示
- バインダ参照の検索ボックス
- バックグラウンド処理の開始および実施
- RestAPIの文書一覧取得(get binders/{binder}/views/{view}/documents)
- バインダ横断の文字列検索
【システム管理】ユーザのログイン履歴をダウンロードする機能を追加
システム管理画面に「ログイン履歴」メニューを追加しました。
最大で現在月を含めて3ヶ月間のユーザごとのログイン回数*をCSV形式でダウンロードできます。
* ログインを行った"回数"のため、1日に複数回ログインした場合も回数分集計されます。
その他の修正
- ジョブ定義の文書更新において部品値設定に日付部品を指定する際に、相対指定で"0"を指定できるように改善
- ブランチ文書一括登録時のUI改善
- 「ハンズオン用目標管理バインダ」テンプレートの追加
- 軽微なテンプレートの修正
不具合修正
- RestAPIでアップロードした一時ファイルが削除されない不具合を修正
※詳細は【仕様変更】RestAPI経由でアップロードした一時ファイルの削除について をご参照ください。 - 担当グループ1以外の「コメントを求める」の結果が実施履歴から閲覧できない不具合を修正
- ブランチ部品利用時にブランチバインダのバインダ参照部品に表示制御がかかっている場合に、ブランチ文書一覧のページ送りで絞り込みが解除される不具合を修正
- 日付部品に初期値がある場合に空にしても初期値が登録されてしまう不具合を修正
- バインダ属性の業務プロセス連携が有効な場合、CSV入力した文書が他ユーザで業務開始できない不具合を修正
- ファイル部品を参照した評価式がある場合、ファイルを更新していなくても再計算が実施されてしまう不具合を修正
- モバイルで文書改訂を行った際にバインダの通知定義とwebhookが実行される不具合を修正
- 固定行を表示しているリスト型部品が存在する場合、バインダ定義の印刷時に削除したレイアウトブロックが表示されてしまう不具合を修正
- バインダを「Excelを取り込んで作成する」で作成した際に、数値に小数点が付与されてしまう不具合を修正
- クラシックのフォーム定義において、評価式設定時にアカウント部品の拡張情報が正しく表示されない不具合を修正
- 新フォーム定義の「ブロック権限 対象者一覧」で閲覧権限を誰にも設定していない場合、他の権限に「許可されています。」の文言が出てしまう不具合を修正
- ブランチ文書の一括登録で数値型の自動更新部品に文字列が指定された場合のエラーハンドリングを改善
- RestAPI - コンプレックスCSV入力(新規)のエラーメッセージ改善
- 管理者からのお知らせ(ユーザへのお知らせ)が3件までしか表示されない不具合を修正
その他内部的な対応(クリックで開きます)
画面上の影響ありませんが、今後の機能リリース対応や内部的な改善について記載します。
- リッチテキストエディタをバージョンアップ
- 高度な全文検索を利用しない設定対応
- バインダトークンで実行ユーザの拡張情報を取得した場合のロジック改善
- 特殊なプロセスにおいてTeamsへのプロセス終了通知のリンクが正しくない問題の対応
ドキュメント更新情報
リリースに伴い、下記のガイドを更新しました。機能の詳細はガイドをご覧ください。
※リリース内容の反映はリリース日から最大1週間程度で反映しています。
次回のリリース
次回のリリースは 2022年5月27日 です。
複数の機能改善を予定しています。
また、今週対応を予定していた【仕様変更】全文検索対象とするファイルサイズの上限についての対応は延期しています。