SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
2022年1月7日よりご利用できるSmartDBのリリース情報をご紹介します。
機能追加・改善
【仕様変更】プロセスの「ステータス」で再計算処理を行うように対応
業務プロセス定義では「ステータス」の機能を利用して部品の変更が可能です。
しかし、この機能で部品の値を変更しても再計算処理が行われていなかったため、該当部品を参照している評価式を持つ関連部品があっても、それらの部品は値が更新されませんでした。
今回のリリースで再計算処理が行われるようになっているため、「ステータス」の機能で部品が更新された場合に関連部品の値も更新されるようになります。
【仕様変更】ブランチ文書更新時の再計算範囲の見直し
これまで、ブランチ文書が更新されていた場合は親文書全体が再計算されていました。
今回の修正で、branch('sum'... などのブランチ評価式が使われている部品のみ再計算が行われるように仕様変更を行いました。なお、ここでブランチ評価式が再計算された部品をさらに参照している部品が存在している場合は、それらの部品も連鎖して再計算されます。
文書削除条件の機能を追加
バインダ単位でフィルタ定義を利用して「文書削除条件」を設定できるように対応しました。
この条件を設定することで、条件を満たしている文書のみを削除できるように制御されます。
デフォルトでは文書削除条件は「使用しない」になっており、これまでの動作から変更はありません。
この機能を利用することで下記のような制御を実現できるようになりました。
- 承認が完了した申請書は削除できない
- 1ヶ月以内に更新された文書は削除できない
- ブランチ文書が存在する親文書は削除できない
※branch(...) 評価式を利用した部品などで制御を行う。
制限事項
文書削除条件は下記の操作には対応していません。ご注意ください。
- RestAPIによる文書の削除
- 文書の一括削除
- 「編集可能なリスト」画面での削除ボタンの表示
※表示のみ。実際に削除しようとした場合は警告が表示され削除できません。 - バインダ定義のエクスポート・インポート
※インポートしたバインダ定義は必ずデフォルトの「使用しない」になります。
バインダのWebhookで指定可能なパラメータの追加
バインダのWebhookにおいて利用可能な変数にuserMail(ユーザのメールアドレス)を追加しました。
テンプレートを追加
新たに下記のテンプレートを追加しました。
- ハンズオン
- 【DB入門編】お問い合わせ管理(未完成版)
- 【DB入門編】お問い合わせ管理(完成版)
- 【WF入門編】お問い合わせ管理(完成版)
- 【DB初級編】案件管理(未完成版)
- 【DB初級編】案件管理(完成版)
- オプション
- SVF Cloud連携
- Amazonビジネス連携
- 契約先マスタ
- 契約書管理(監査用)
- 【電子契約連携】Adobe Sign
- 【電子契約連携】クラウドサイン
- 【電子契約連携】ドキュサイン
- 【電子契約連携】GMOサイン
【システム管理】ユーザ画面に所属プロジェクト項目を追加
これまで、システム管理画面でユーザの閲覧や編集を行う場合に、所属プロジェクトを確認することはできませんでした。
本対応で「所属プロジェクト」を追加して該当ユーザが所属しているプロジェクトを表示できるようになりました。これは閲覧画面でのみ表示され、登録・編集時に設定することはできません。
なお、ユーザが「所属ユーザ」として指定されているプロジェクトのみが表示されており、所属グループにを経由しての所属は表示されませんのでご注意ください。
その他の改善
- メッセージ出力デザインのリニューアル
- 業務プロセス定義で関連文書格納先を複数指定した際に文書変数でソートするように改善
- インデックス削除時のメッセージ表示の改善
- α版・β版機能の改善
不具合修正
- 開始可能業務一覧で非表示にしているプロセスがモバイルで見えてしまう不具合を修正
- 編集可能なリストにおいて入力チェックが正しく行われない不具合を修正
- モバイルでの文書登録においてエラーメッセージが正しく表示されない不具合を修正
- レイアウトブロック表示制御で非表示の場合に値をクリアする設定になっていて、対象にブランチ部品が存在する場合にエラーになってしまう不具合を修正
- ゴミ箱から戻したバインダが検索対象にならない不具合を修正
- 特定手順で作成したバインダにおいて、改訂文書が編集できなくなる不具合を修正
- 下書き文書を操作する際に、リスト型の表示が文書編集時の表示になってしまう不具合を修正
- バインダ定義のインポート時にバインダ参照の評価式に不整合が起きる場合にエラー画面が表示されてしまう不具合を修正
- トークンを利用して実施したCSV入力の結果が確認できない不具合を修正
- 【β版】新フォーム定義の複数の不具合を修正
その他内部的な対応(クリックで開きます)
画面上の影響ありませんが、今後の機能リリース対応や内部的な改善について記載します。
- 帳票出力と一括操作のバックグラウンド化に向けた対応
- 複数台構成におけるバックグラウンド処理の改善
- 特定のキーワードで検索した場合の動作改善
- RestAPIのCORS対応
- 古いバージョンで定義したカスタム文書タイトルでエラーが表示される場合がある不具合を修正
- バックグラウンドジョブの履歴削除でエラーが発生する不具合を修正
- オンプレ環境向けのインデックス削除画面対応
- データ構造の変更に向けた対応
- ClientAPIの不具合を修正
- API実行のセキュリティ強化
ドキュメント更新情報
リリースに伴い、下記のガイドを更新しました。機能の詳細はガイドをご覧ください。
※リリース内容の反映はリリース日から最大1週間程度で反映しています。
次回のリリース
次回のリリースは 2022年1月21日 です。
帳票出力と一括編集のバックグラウンド化と件数制限を予定しています。
また、2022年1月28日のリリースにてパスワードポリシーを厳しくし「ログインID(メールアドレス)の全体、もしくは@以前の部分と同一の値」は利用できなくなります。すでに利用しているパスワードには影響ありませんが、今後の変更時から有効となりますのでご注意ください。