2020年8月21日のリリース内容についてお知らせします。
ユーザ向け機能
文書の下書き機能を追加
文書の下書き機能を追加しました。 これにより、必須入力項目が未入力の状態のまま文書の下書き保存ができます。 また、定期的に自動保存されるようになり、不意に画面が閉じてしまった場合などでも、自動保存されたところから文書の新規作成が続けられます。
なお、既存のバインダに適用するためには、「バインダ属性」から「文書の下書き機能」を有効にする必要があります。
Excelからのフォーム定義生成機能を追加(β版)
表形式になっているExcelフォームをインポートすることで、自動的にフォーム定義を作成する機能を追加しました。これを利用することで、バインダを作成する時間を大幅に削減できます。
また、表をインポートする際には、フォームだけではなく、入力データも含めてのインポートも可能です。
なお、今回のリリースはβ版となり、十分な品質を保証する状態ではありません。
お気付きの点がありましたらお問い合わせください。
プロセスの手動復旧機能を追加
これまで、業務プロセスが異常終了した際、該当プロセスを復旧するための手段がありませんでした。 そのため、同じ申請をもう一度、最初からやり直すなどの対応が必要となっていました。 そこで、異常終了した業務プロセスに対して、指定した箇所まで手動復旧(ロールバック)する機能を追加しました。 なお、どの状態にあるプロセスでも手動復旧が可能です。
モバイル専用の文書一覧ビューを追加
これまで、モバイル向けの文書一覧画面はありませんでしたが、モバイル向けの文書一覧画面を追加しました。利用するには、ビュー定義の「モバイル」タイプを追加する必要があります。モバイル端末の限定された表示エリアを有効活用するため、表示項目などが限定されています。
バインダ作成時の導線を改善
バインダ作成時の導線を改善し、Excelからの作成、テンプレートからの作成、最初から作成を選んで実施することができるようになりました。
ビューのCSV出力設定を追加
ビュー定義において、CSVに出力する項目の一部の項目を定義できるようになりました。
プロセスでエラー発生時の動作改善
プロセスが不正な定義などの要因によってエラーが発生した場合、該当プロセスの業務開始者および、定義更新者と進行管理者に対してエラーがあったことをメールで通知する機能を追加しました。これにより、エラーがあった場合にすぐに気付くことができるようになりました。
その他の軽微な改善
- プロセスエンジン画面のアイコン改善
- スタートアップ画面の改善
- 通知メールの中国語対応
- AD認証時のリダイレクト対応
システム管理者向け機能
組織階層表示機能の追加(β版)
組織・プロジェクトを階層形式で表示できる機能を追加しました。
なお、今回のリリースはβ版となり、十分な品質を保証する状態ではありません。
お気付きの点がありましたらお問い合わせください。
モバイル利用制限機能を追加
モバイルアプリの利用制限機能を追加しました。
利用制限では、ユーザ・グループの単位でモバイルアプリの利用を制限することが可能です。モバイルアプリはIPアドレス制限の対象となりません。利用を制限する際は本機能をご利用ください。
モバイル利用履歴の確認機能を追加
モバイルアプリの利用履歴を確認する機能を追加しました。モバイルアプリのログイン履歴をCSV形式でダウンロードできます。
※リリース以前のログイン履歴は記録されていません。
その他の軽微な改善
- システム管理画面のフォント調整
- テーマカラーを青に統一
REST API
バインダ詳細情報取得APIの拡張
バインダ詳細情報取得API(/hibiki/rest/2/binders/{binder})について、これまでの情報に追加して下記の情報も出力されるようにAPIを拡張しました。
- バインダ管理者:binderManager
- バインダ設計者:formDesigner
- 文書管理者:documentManager
不具合修正
ユーザ向け機能
- モバイル利用時のみ、権限制御されているレイアウトブロックの評価式が正しく評価されない不具合を修正
- モバイルアプリでエラーメッセージが表示されない不具合を修正
- 特定の条件で、CSV入力時に正しくエラーを表示できない不具合を修正
- 文書再利用画面が多言語で表示されない不具合を修正
システム管理者向け不具合修正
- 組織を削除した際に、プライマリ所属情報が残る場合がある不具合を修正
- CSV入力時のエラーメッセージ改善
- 招待ユーザが編集ロックやローカル認証無効時でも作成できてしまう場合がある不具合を修正
- 文言改善(複数あり)
脆弱性対応
ログイン画面のリダイレクト処理の脆弱性に対応
有効なセッションがない状態で特定の画面にアクセスした場合、ログイン後にはじめにアクセスした画面にリダイレクトする機能があります。この機能がフィッシングサイトに誘導するなどに悪用される恐れがありました。
そのため、該当のリダイレクト機能において外部サイトへはリダイレクトされないように対応しました。