ブランチ部品を利用し、文書内に参照したバインダのビュー(文書一覧)を表示させる設定方法をご紹介します。
ここでは、顧客マスタを例に設定方法を手順に沿って説明します。
■設定例
「顧客マスタ」を親バインダとし、「営業レポート」と「問い合わせ」をブランチ部品で文書内に表示します。
「顧客マスタ」で顧客の基本情報を管理しながら、顧客に関連する「営業レポート」や「問い合わせ」を文書内で一元的に確認、新規で文書登録などを行うことができます。
設定の流れ
ブランチ部品では、事前にブランチバインダ(子バインダ)側でバインダ参照の設定が必要です。
- 親バインダと子バインダ(ブランチ部品で表示させるバインダ)を用意
今回の例では、親バインダに「顧客マスタ」、子バインダに「営業レポート」「問い合わせ」の3つのバインダを用意します。
※バインダ作成方法はこちら - 子バインダの設定
子バインダから親バインダに対してバインダ参照の設定をします。
※バインダ参照の方法はこちら - 親バインダの設定
親バインダにブランチ部品を設置し、子バインダを指定します。
※ブランチ部品で指定できるのは、親バインダをバインダ参照しているバインダのみです。
設定方法
ブランチバインダの設定
ブランチバインダから親バインダに対してバインダ参照の設定をします。
バインダ参照の設定は、下記2つの方法があります。
- パターン1:【「文字列入力ボックス部品」から紐づける場合】
- パターン2:【「バインダ参照ボタン部品」から紐づける場合】
- ※バインダの参照方法はこちら
子バインダのビュー定義設定
親バインダでブランチ部品を設定する際に、表示させるビューを選択することができます。
子バインダ作成(設定)時に、ブランチ部品表示用のビューを作っておくと表示調整がしやすくなります。
ビュー定義の基本はこちらから。
1-4.実践編その3~サンプル業務をもとにバインダ作成~
└ ビュー定義を作成する
パターン1:【「文字列入力ボックス部品」から紐づける場合】
文字列入力ボックス部品のバインダ参照機能を利用した場合の紐づけです。
ブランチ部品の運用を前提としていなかったバインダ同士でも、文字列をキーに簡単にブランチバインダに設定することができます。
子バインダの設定
親バインダに表示させたい子バインダで、キーとなる共通項目(文字列入力部品)の設定をしていきます。
- 部品タイプは必ず「文字列入力ボックス」部品です
- バインダ参照の欄を「利用する」にチェック
- バインダ参照先に親バインダを指定
- 親バインダの参照したい(キーとする)部品を指定
親バインダの設定
顧客マスタバインダにブランチ部品の設定をしていきます。
- 子バインダを表示させたいレイアウトブロックにブランチ部品を設定
営業レポートバインダの設置例 - ブランチ部品編集画面のバインダ欄で表示させたいブランチバインダを選択
- 表示させたいビューを指定
- バインダ参照部品の設定を確認
評価式を利用することで、親バインダ内でブランチバインダの数値を集計することもできます。数値の集計については下記ドキュメントをご覧ください。
- バインダ作成ガイド
└ブランチ文書の数値を集計する。
パターン2:【「バインダ参照ボタン部品」から紐づける場合】
- フォーム定義からフォーム上に『バインダ参照ボタン部品』を設置します
- 部品編集から「参照先バインダ」で参照する親バインダを設定します
関連情報
- 他バインダ情報を文書内に一覧表示できるブランチ部品
- バインダ作成ガイド
└ブランチ部品の利用方法