承認ルートの設定方法にはいくつかあります。
以下を参考に業務の用途や運用に併せてご検討ください。
アクティビティ設定について
プロセス定義画面のアクティビティ参加者の枠を確認すると「部品」「ロール」「組織ロール」「アカウント」ボタンが表示されています。
ここでアクティビティの担当者を設定していきます。
※部品ボタンについては、開始バインダの設定をする必要があります。
アクティビティ設定の詳細についてはこちらをご参考ください。
2-6.アクティビティを編集する
承認ルート設定方法について
申請書の種類によって、部内のみの承認なのか他部門でも承認が必要か分かれてきます。
起案部内の承認ルート、その他の承認ルートに分けて検討します。
部内のみの承認の場合
承認者を指定する方法はいくつかありますが、ここでは一般的に起票後、申請者の上司が承認する流れを前提として、アクティビティで直接指定する以外の運用方法を3パターン紹介します。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の考えている運用でどの方法が使いやすいかをイメージして選んでみてください。
No. | 設定方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1 | 申請者が上長を選択(検索)する | ・メンテナンス不要 | ・申請者が誤った上長を選択する恐れがある |
2 | 申請者が上長マスターより申請先を選択する | ・申請者が誤った上長を選択するのを防ぐことができる ・一箇所で全申請の承認ルートを管理できる |
・マスターをメンテナンスする必要がある |
3 | 組織情報から上長を取得し、自動回付させる | ・申請者が誤った上長を選択するのを防ぐことができる | ・組織情報をメンテナンスする必要がある ※複数上長がいる場合、申請者が不必要な上長を削除する操作が必要 |
【パターン1】申請者が上長を選択(検索)する
申請バインダで上司(承認者)を選択する部品をセット。起案部署などを基点に選択できるアカウントを絞り込み、申請者が承認者を指定していきます。
※プロセス定義では、上記の部品をアクティビティの担当者に指定します。
アカウント選択部品(メニュー)では、登録時に選択可能なアカウントを絞り込むことができます。部品編集画面で設定します。
【パターン2】申請者が上長マスターより申請先を選択する
上長マスタ情報のバインダを別途作成。バインダ参照ボタン部品を使用し、申請バインダとリンクさせます。
絞り込まれて表示された自部署のデータを選択すると、自動的に承認先へ反映されます。
【パターン3】組織情報から上長を取得し、自動回付させる
組織管理などを行っているシステム管理画面にて上長をあらかじめ設定しておきます。
活用例:組織階層が数珠つなぎになっている時=起案者Dの上長および上位組織の上長を承認者に設定
特定の部品で選択された内容によって、承認者をセットする
部署を跨いでの承認が発生する場合、申請書種別で交通費が選択されたら、承認者欄には人事部を自動的にセットする、という設定も可能です。
- フィルタ定義で、交通費が申請された条件を作成
- 承認者欄のアカウント選択部品で、評価式をセットします。
評価式の条件に、作成したフィルタを選択、評価式には表示させたい部署のGID(2000068等)を入れます。
上記をセットすることで、選ばれた申請種別によって承認者を自動的にセットすることができます。
関連情報
- SmartDB_プロセス作成ガイド
└業務プロセス定義 >汎用アクティビティ >参加者 - 担当者・代行者の設定方法比較表