プロセス定義で文書を扱うとき、文書の情報を代入する"変数"(=データを容れる箱)のことです。
プロセス定義は直接文書のデータを処理しているわけではなく、プロセス定義内の変数(=文書情報格納先)に文書内のデータを代入してから、情報を処理しています。
ひとつの変数には、ひとつの文書データしか入れられません。
基本的な利用法(1回のワークフローでひとつの文書しか扱わない)では文書情報格納先に「doc01」を指定いただければ問題ありませんが、1回のワークフローで複数の文書データを処理するときは、複数の変数(=doc)が必要になります。
具体的には「サブプロセス」「文書作成ロボット」「関連文書格納先」など、"ひとつのプロセス定義で複数の文書を処理するとき"に、複数のdocが必要になります。
各機能の概要と利用例は以下の通りです。
- サブプロセス
概要:ワークフローの最中に、別のプロセスを起動する。
利用例:複数の部署で並行して承認を回せます。
⇒サブプロセス機能で並行承認する方法 - 文書作成ロボット
概要:文書を回付している最中に、その文書の情報をコピーして別バインダに文書を新規作成する。
利用例:見積書を申請して承認が下りたとき、その情報をコピーして、支払い管理書を自動作成する。
⇒文書作成ロボット設定方法 - 関連文書格納先
概要:回付している文書と関連する文書をプロセス内で更新する。
利用例:顧客マスタから申請書を作成して、その申請書が承認されたとき、顧客マスタのステータスも自動更新する。
⇒ワークフロー中に関連文書の情報を更新する方法
関連情報
- SmartDB_プロセス作成ガイド
└業務プロセス定義 >プロセス変数