【仕様変更】編集可能な評価式の自動計算に関わる文書操作の表示改善 – SmartDBサポートサイト

平素はSmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。

この度、下記の仕様変更を予定しています。
内容についてご不明な点がある場合は、弊社サポートセンターへお問い合わせください。

背景

部品に利用できる編集可能な評価式は、利用者による編集操作を行うタイミングで、入力値をサーバに送信して評価式を計算する処理が動作します。この編集時の自動計算処理は、非同期で行われます。

このため、計算結果が画面に反映される前に、利用者によって文書の保存操作が行われると、計算が完了していない値がデータとしてサーバに送信され保存されてしまう問題があります。

評価式の数が多ければ多いほど、またネットワークの通信状況などによって、事象が発生する可能性が高まります。

背景に記載の課題を解決するため、非同期の自動計算処理が完了する前に文書登録操作が行われた場合、計算中であることを示す表示を追加し、文書保存処理を待つよう改善します。

計算が完了していなくても「登録」ボタンをクリックでき、計算結果が正しくない状態で保存されてしまうことがありました。

計算処理が行われている場合には、文書の下部の操作ボタン下に「自動計算中・・・」というメッセージを表示します。
自動計算中に「登録」ボタンをクリックすると、画面にスクリーンをかけ、操作できないようにし、計算処理の対象数のカウントダウンを表示します。キャンセルでスクリーンが解除されます。

この状態のまま待つと、保存処理が行われ、登録完了画面に遷移します。
他バインダに値を連携する連携定義があるバインダでは、自動計算中に連携ボタンがクリックされた場合に、「自動計算中です。処理が完了してから再度、ボタンをクリックしてください。」というメッセージを表示します。自動計算が完了してから、再度、連携ボタンをクリックしてください。

編集可能な評価式が定義されているバインダにのみ影響があります。
本対応は文書の保存処理が行われる下記の操作が対象になります。
- 下書き保存
- 文書保存（新規登録、文書編集）
- アクティビティ実施
- 確認依頼（文書改訂）

編集可能な評価式は部品ごとに非同期で自動計算処理が動作します。

このため、編集可能な評価式が定義された部品が参照関係にある場合、計算結果の反映の順序は保証されません。

利用者が編集操作をする際に待つことなく、操作を続行するために非同期処理としていますので、ご理解ください。

以上