SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
2021年11月19日のリリースにて、下記の仕様変更を予定しています。
内容をご確認の上、ご不明点などあれば弊社サポートセンターまでお問合せください。
リリース
- 2021/11/19(金) の週次リリース反映(メンテナンス時間)以降
内容
CSV入出力のバックグラウンド化
概要
これまでバインダの文書をCSVファイルで入出力する場合、即時に実行されていました。件数が少ない場合はレスポンスも速く、使いやすい一方、大量データのCSV入出力処理が連続で実行されると、複数のCSV入出力処理が同時実行されることになり、システムが高負荷状態となって動作が不安定となる場合がありました。
この問題を防ぐため、CSV入出力の処理をバックグラウンド化して非同期で処理を行うよう仕様変更します。実行が予約されたCSV処理は登録順に実行されていき、結果は専用の画面で確認することが可能です。件数が少ない場合は操作性が落ちることになりますが、安全にお使い頂けます。
これまでは、操作後、すぐに処理が開始しているように見えていたものが、処理受付完了というメッセージに変わり、実行が完了するとメールでの通知、または専用画面からの確認(ファイルダウンロード)という画面遷移に変更になります。
操作画面
CSV出力画面
CSV入力画面
特に変更なしの予定
CSV入出力実行後の画面
一括処理結果画面
※画像は開発中の画面イメージです。
バインダ参照利用時のlookup機能の強化
概要
バインダ参照時にlookup関数を利用して、参照先バインダの値を取得することが可能です。
これに関して、下記2点の機能強化を行います。
- 「自動再計算」設定の追加
バインダ参照をしている部品定義で自動再計算するかどうかの設定を追加します。
従来、再計算定義で、自動更新するかどうかの指定を行う必要がありましたが、
部品内で指定可能とするよう改善します。
これに伴い、再計算定義は本機能リリース以降、非推奨となり、新規追加ができなくなります。(仕様変更)
定義済みの再計算定義への動作への影響はありません。 - 多段参照を可能とするlookups関数の追加
新たにlookups関数を追加して、参照先バインダがさらに参照しているバインダの値を取得することが可能となります。
詳細
バインダ参照ボタンで再計算を定義する方法について
「バインダ参照ボタン」および「バインダ参照を設定している文字列入力ボックス」において、新たに「自動再計算」「参照先部品」の設定追加を予定しています。これらを設定すると、該当のバインダ参照で参照している文書の「参照先部品」が更新されたタイミングでlookup関数などが再計算されます。
この機能によって、これまで再計算定義で実現していた内容の代替が可能となるため、再計算定義の新規追加は制限します。新たに作成するバインダについては、再計算定義のメニューを非表示とする予定です。
lookups関数の利用例
利用例をご紹介します。
バインダ名 | 参照先バインダ | 部品の一部 |
---|---|---|
顧客マスタ |
|
|
案件マスタ | 顧客マスタ |
|
請求情報 | 案件マスタ |
|
上記のような構成のバインダがある場合に、「請求情報」バインダが、間接的な参照関係にある「顧客マスタ」バインダが持つ「支払いサイト」のデータをlookups関数を利用して直接取得することができるようになります。これまで中間に位置する「案件マスタ」バインダには同様の情報を持つ必要がありましたが、新たに追加する関数を利用することで、その必要はなくなります。