SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
SmartDBでは、削除に関する仕様変更を以下のとおり予定しています。内容を事前にご確認ください。
リリース
- 2021/08/06(金) の週次リリース反映(メンテナンス時間)以降
背景
SmartDBでの「削除」には論理削除と物理削除の2種類があります。
論理削除とは、システム上にデータは保持され、ゴミ箱から戻すことができるものです。
物理削除とは、システム上から完全に削除され、戻すことができないものです。
SmartDBでは、これまで論理削除が中心で、物理削除の仕組みが十分ではありませんでした。現状では、物理削除に運用の手間がかかるため、自動化します。また今後計画しているシステムの内部的な変更に伴うデータの変換処理や、文書一覧や検索の表示性能を考慮し、対象数を減らし、システム負荷を軽減することを目的に、仕様を改善します。
内容
文書の物理削除
従来より、文書の物理削除はジョブ定義でバインダごとに定義することができます。
対象バインダがプロセスの開始文書として利用されている場合、プロセス履歴は個別に削除する必要がありました。仕様変更により、文書物理削除ジョブが実行されるタイミングで、プロセス履歴の保持期間に関わらず、プロセス履歴も同時に物理削除します。また、文書物理削除ジョブが定義されていなくても、削除から1年経過した文書は自動的に物理削除します。
- 変更前:文書物理削除ジョブではプロセス履歴は物理削除できない
- 変更後:①文書物理削除ジョブで開始文書のプロセス履歴も同時に物理削除する
②論理削除済み文書は1年経過後に開始文書のプロセス履歴と共に物理削除する
下書き文書の物理削除
現在、下書き文書を削除するには、下書きの登録ユーザ自身が文書1件1件を手動で削除するしかありません。
仕様変更により、下書き文書の保持期間は最大90日とし、最終更新日時から90日経過した下書き文書は自動的に物理削除します。これに伴い、下書き一覧画面にも、保持期間は最大90日であることを明示します。
- 変更前:下書き文書は削除されずユーザ自身で削除する必要がある
- 変更後:下書き文書は最大90日保持され、以降自動で物理削除される
バインダの物理削除
現在、バインダのゴミ箱機能で確認できるのは1年以内に削除されたバインダのみです。
バインダを物理削除する仕組みがなく、また、1年以上前に削除されたバインダが残り続けている問題がありました。
- 変更前:バインダは物理削除されない
- 変更後:バインダは論理削除から1年経過後に物理削除される
変更内容は以上となります。
仕様についてご不明点などある場合は弊社サポートまでお問合せください。