SmartDBをご利用いただき、ありがとうございます。
2023年8月10日よりご利用できるSmartDBのリリース情報をご紹介します。
機能追加・改善
「外部連携(CSV入力)」ジョブのUPSERT機能のβ版リリース
「外部連携(CSV入力)」ジョブがUPSERTタイプの更新をβ版機能としてリリースします。
参考:α版・β版について
この対応のため、ジョブ定義画面に下記の項目を追加しています。
CSVソース
- CSVファイルアップロード:ジョブ定義で事前にアップロードしたCSVファイルを利用します。
- OneDrive:従来利用していた、OneDriveにアップロードされたファイルを利用します。
UPSERT機能には対応していません。
種別の「登録更新」「全量入替」
いずれの処理も、文書キーが既存の文書とマッチする行は更新、マッチしない行は登録、つまりUPSERTの形式で処理します。
CSVファイルに記載がなかった行についての扱いが異なります。
- 登録更新:CSVファイルに記載がない文書は更新されません。
- 全量入替:CSVファイルに記載がない文書は削除されます。
CSV入力RestAPIのUPSERT対応
CSV入力(更新)のRestAPI「PUT /hibiki/rest/2/binders/{binder}/documents/csv」がUPSERTタイプの更新に対応しました。
下記のパラメータが追加されました。
updateMode(更新モード)
- UPDATE:更新 ※従来の動作、デフォルト
- UPSERT:上述の登録更新と同様の動作
- REPLACE:上述の全量入替と同様の動作
また、UPSERT, REPLACEの場合、下記のパラメータには制限があります。
- keyItemId:文書番号(-1)の指定をサポートしません。
- updateDynaItems:強制的に自動計算(true)の動作をします。
部品単位の「表示専用」設定を正式リリース
2023年7月20日にα版機能としてリリースした「閲覧モード」の機能を、「表示専用」設定として正式にリリースします。
本設定を「使用する」にした場合、画面操作による直接入力のみ制御され、API連携やCSV入力などを利用した値のセットは可能です。
「API連携によりセットした値をユーザに変更させない」などの利用方法を想定しています。
対応部品は下記の通りです。
- テキスト(1行)
- テキスト(複数行)
- 数値
システム管理:ユーザへのお知らせに「今すぐ通知する」設定を追加
ユーザへのお知らせを登録する際に、「今すぐ通知」の設定を追加しました。
なお、「今すぐ通知」は登録時のみ指定可能であり、編集時には利用できません。
システム管理:IPアドレス制限を設定する際にテキストでの入力に対応
セキュリティや認証のIPアドレス制限において、テキスト形式で一括登録できるように対応しました。
入力形式は「名前[半角スペース]IPアドレス/CIDR」です。CIDR未入力の場合は32として処理されます。
その他の改善
- RestAPIのCSV入力を利用して、複数のブランチ文書を更新していた場合にメイン文書の再計算処理がブランチ文書1件ずつに対して発生していたため、CSV入力の終了後に一括で再計算するように動作を改善
※再計算が実施されるのはupdateDynaItems=trueの場合のみ - 自動再計算状況表示の文言修正
- 新フォーム定義の部品一覧で表示されるアイコンの軽微な修正
不具合修正
- 画面からのCSV入力でブランチ文書を更新した際に親文書のブランチ評価式が再計算されない不具合を修正
- バインダからのSlack通知で「手動通知」「宛先をアカウント部品で指定」の場合に通知されない不具合を修正
- 実施履歴部品が複数配置されている場合、サブプロセスの実施履歴が表示されない不具合を修正
- 帳票出力の出力タイプが「文書一覧」の場合、出力テンプレートにあらかじめ設定した印刷設定や画像などが反映されない不具合を修正
- 旧フォーム定義:バインダ参照ボタンの初期値を設定した際に削除ボタンが表示されない不具合を修正
- 新フォーム定義:リスト型ブロック内のファイル部品に評価式を設定できてしまう不具合を修正
- 新フォーム定義:属性パネルでテキストや数値のボックスを選択するだけで編集したことになり、パネルを閉じる際に保存の警告が表示される不具合を修正
- 新フォーム定義:レイアウトブロックの「表示・権限設定」の編集権限の設定画面において、「閲覧権限から設定をコピー」した直後に「権限を付与するユーザを制限する」設定を切り替えるとエラーが発生する不具合を修正
- システム管理:SAML認証を10件追加している状態から1件削除すると登録ボタンの位置がずれる不具合を修正
- 新連携オプション:クラウドサイン連携で企業情報が連携されない不具合を修正
その他内部的な対応(クリックで開きます)
画面上の影響はありませんが、今後の機能リリース対応や内部的な改善について記載します。
- 複数のエラーハンドリングを改善
- 駅すぱあと連携オプション向けの対応
- ログ改善
- ライブラリ更新
- セキュリティ対応
ドキュメント更新情報
下記のガイドを更新します。機能の詳細はガイドをご覧ください。
※リリース内容の反映は、リリース日から最大1週間程度です。
- バインダ作成ガイド
- システム管理ガイド
- ResDoc(V2、V3)
次回のリリース
次回のリリースは 2023年8月17日 です。
CSV出力ジョブのOneDrive連携対応など複数の機能追加・改善を予定しています。